Lapidario Journal

オパール 10月の誕生石
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    またまた久しぶりの更新になってしまいました…

     

    今回の天然石のお話しはLapidarioでも人気の石「オパール」についてお書きします。

     

    オパールはオーストラリア産やメキシコ産が有名な主産地ですが、ここ最近品質の良いアフリカ・エチオピア産も多く流通するようになりました。

    遊色効果と呼ばれる独特の輝きを放ち、産地によって異なる色合いを持つのも魅力的です。

    【オーストラリア産ホワイトオパール】

     

    【エチオピア産オパール】

     

     

    オパールは二酸化珪素と水が合わさって固まった非結晶質の石です。

    二酸化珪素はSiO2、これはクリスタル(水晶)やアゲート(瑪瑙)と同じ化学式です。

    二酸化珪素と言われると難しく感じてしまいますが、二酸化珪素はシリカとも呼ばれている湿気取りや乾燥剤にも用いられる意外にも日常生活に身近な物質なんです。

     

    乾燥剤のように人工的に作られたものではなく、数百万年という想像も出来ないような永い年月をかけて固まったのがオパールです。

     

    ということで、

    今度お菓子に入っている乾燥剤を水に浸して100万年放置してみる実験をしてみようと思っています。

    どんな色のオパールになるか楽しみです!

    きれいな色のオパールが形成されたらまたこのブログでご紹介したいと思いますのでお楽しみに〜!

     

     

     

    という冗談はさておき、色々な産地のオパールの紹介です。

     

    オパールの特徴でもある様々な色に輝く遊色効果と呼ばれる色の変化、この効果が顕著に現れるオーストラリアのブラックオパールやメキシコのファイヤーオパールは、成分は同じですがオパールが形成される過程にとても大きな違いがあります。

     

    太古の昔、現在のオーストラリアのある場所で大陸の移動や地殻変動が盛んに発生していた時代、現在オパールがよく産出される大地には大量の珪素が存在していました。

    その珪素が溶けて地中にしみ込み何百万年もの時間をかけて水分と結びついてオパールが形成されたのが、オーストラリア産のホワイトオパールやブラックオパールを代表とするオパールです。

     

    一方、メキシコのファイヤーオパールやエチオピアのオパールは火山活動が原因となる大地の隆起や地殻変動、マグマの熱による影響を受け高温の中で珪素と水が結びついて形成されたオパールです。

    メキシコ産やエチオピア産は水分が多く含まれ、透明感があることが特徴です。

     

     

    最近はアフリカやアメリカで不透明で遊色効果も現れないブルーオパールやペルーやブラジルで産出するピンクオパールもよく流通しています。

    これらのオパールは珪素と水が混ざり合って形成された過程は同じですが、二酸化珪素以外の成分が混ざったり、粒子の大きさが不揃いで光が反射しないことが原因のようです。

    【絵画のような模様が素敵なアフリカ産のブルーオパール】

     

     

    オーストラリアで産出されるオパールでもう一つ忘れてはいけないのがボルダーオパールです。

    ボルダーとは岩という意味を持ち、ボルダーオパールは黒〜茶色の母岩と一緒に加工されるのが一般的です。

    ボルダーオパールのこの母岩は固い鉄鉱石で、鉄鉱石の隙間に流れ込んだ珪素が時間をかけて固まったものがボルダーオパールです。

    【ボルダーオパール(黒っぽい鉄鉱石の中にきれいな色の遊色効果が見える部分)】

     

    一般的にオパールは比重が軽く、他の石に比べて手に持った時に軽く感じられると思いますが、ボルダーオパールだけは鉄鉱石部分と一緒に加工されることが一般的なのでずっしりと重く感じられます。

    もし色々な産地のオパールに触れる機会があったら是非重さを比べてみてください!

     

     

    【高品質なエチオピア産オパールのK18ピアス】

     

     

    【↑一枚目のホワイトオパールのカボションをハットピンに加工したもの】

     

     

     

     

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